博物館 京都さがの 人形の家

館長挨拶Greetings

館長より皆様にごあいさつ

博物館さがの人形の家は、春は桜、秋は紅葉(もみじ)の美しいロケーションを背景に、江戸期より昭和初期までの系譜の整った品質の良い古人形を20万点余り館蔵している博物館です。その内の3,845点は、平成23年3月に国登録・有形民俗文化財の指定を受け、人形の専門的な博物館として活躍しています。

博物館さがの人形の家には、鑑賞用として三等身で無垢(むく)のあどけなさと気品を兼ね備えた御所(ごしょ)人形、可愛くて小さい賀茂(かも)人形、美しい衣裳人形、木彫りに金彩を用い緻密(ちみつ)な模様を描き、頭部が前後に振って舌を出す「からくり仕上げ」になっているのもある素晴らしい嵯峨人形、又、不思議を発見し、今日の科学技術の導入の糸口となったからくり人形等、各種類の人形の他に、ぬくもりを感じる各地方の郷土人形があります。

郷土人形は、各地の風土や風習をふまえて、江戸時代の庶民文化の中で生まれ、節句人形として栄えた人形です。美の原点である単純素朴で表現の自由な味わいと土のぬくもりがあります。これら各種類の人形を、社会学的な立場で研究、蒐集(しゅうしゅう)し、広く一般の方々に人形文化を理解し、親しんでいただきたい、次の世代を(にな)う青少年に、人形達を役立たせ、大きな夢を持ってもらいたいとの願いを込めています。

人形は、私達に無言で語りかけて来るあたたかい美を持っています。心のふる里、心の対話を求めて下さい。

館長 池田章子

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